読書

 最近読んでいる本「イノベーションのジレンマ」。まだ読み途中なのですが大体言っている内容は分かりました。この本で言っている内容というのがHDDメーカの歴史を題材にして、既存の市場を揺るがすほどの革新的技術(破壊的技術=破壊的イノベーション)の発表により、それまでその業界でシェアを握っていたメーカがその後のシェアを握れなくなり、ほとんどの場合消えていく運命にある。そして代わりにシェアを握るのは破壊的技術を携えて参入してきた新興企業だ、というもの。ではなぜ既存の大手企業が破壊的技術についていけないのか、というと技術が対応できないからではなく、破壊的技術が登場した時は市場規模があまりにも小さすぎて、その市場規模が大手企業の成長率、利益率を満足させるものではないから無視され続け、顧客の需要の変化によってうまみのある市場に成長した時には大手企業が付け入る隙が無いほど新興企業によって占拠されているからだ、という大手企業にありがちな「参入したいけど利益が出ないから参入できない」というジレンマを説明した本なわけです。一応、この本にはその解決方法というのが載っているんですけどね、結局、小さい市場規模に合わせられる独立した子会社を作れって事らしい。まだまだ読み終わっていないので本当にこの結論で良いのか分からないけど、企業活動においてこういった事例はいくらでもあるんだろうなあ、と考えさせられた一冊でした。
 で、何でこの本を読んでいるかというと、例の本部長が事あるごとに「これってまさに破壊的イノベーションですよねぇ」とかうるさいからいったいどういったものなのか、と思って読み始めました。
 つーか、この本て破壊的イノベーションとは何ぞや、という事を論じている本じゃないのに……(;´д`)
 こういうところから底が知れてしまうって事ですね(´_ゝ`)y-~